セパレートタイプの食器棚|上下分離で使いやすくするコツ

食器棚には、上下が一体になった「一体型」と、上下が分かれて中段がオープンになる「セパレートタイプ」があります。セパレートは、中段に炊飯器や電子レンジなどの家電を置けて、カウンターとしても使える人気の形。「カップボードはセパレートにしたい」というご相談はとても多いです。
ただ、セパレートは中段(オープン部)の作り方で使い勝手が大きく変わります。ここでつまずく原因の多くは、「中段の高さ」「奥行きとコンセント」「上の棚の高さ」「地震対策」にあります。ここでは、私たちがよく見てきた「セパレート食器棚でつまずきやすいポイント」と、その防ぎ方を前もってお伝えします。
セパレート食器棚でよくある5つの後悔
1. 中段の高さが、家電に合わない
セパレートの主役は中段のオープン部。ここに炊飯器・電子レンジ・ケトルなどを置きますが、高さが足りないとフタや扉が開かないことがあります。炊飯器はフタを開けると15〜25cmほど高くなり、レンジは扉が手前に開きます。入れたい家電の「開けたとき」の寸法で中段の高さを決めるのがコツです。
2. 中段の奥行き・コンセントが足りない
中段は家電の奥行き+放熱・配線のゆとりが必要です。奥行きが浅いと家電がはみ出し、コンセントが足りないとタコ足配線に。家電を置く段の近くに、必要な数のコンセントを計画しておくと安心です。蒸気の出る家電は、引き出して使えるスライド棚にすると棚板が傷みにくくなります。家電収納の考え方は食器棚の家電収納のコツもあわせてどうぞ。
3. 上の棚が高すぎて、手が届かない
セパレートは上の収納が高い位置になりがち。手が無理なく届くのは床から1800mmくらいまでです。よく使う食器は中段や下段に、上の棚はストックや軽いものに。上の扉をフラップ(上開き)にすると、頭をぶつけずに使えます。
4. 地震で、上下や中の物がずれないか心配
上下が分かれているぶん、上下の連結や転倒防止を確認しておきたいところ。オーダー家具なら、上下をしっかり固定し、壁とも連結できます。割れ物の扉には耐震ラッチを付けると、地震のときに食器が飛び出しにくくなります。
5. 中段の奥や天板を活かしきれない
中段の奥は意外と暗くて使いにくい場所。手元灯(LED)やコンセント、奥までの可動棚を入れると、ぐっと使いやすくなります。天板の素材(人工大理石・メラミンなど)も、熱い鍋を置くか、作業に使うかで選びます。
後悔を防ぐ考え方|「中段の高さ・奥行き&電源・上の棚・地震」で見る
- 中段の高さ:入れたい家電の「開けたとき」の寸法で決める
- 奥行き&電源:家電の奥行き+放熱+コンセントの数
- 上の棚:手が届く1800mmまで。フラップで使いやすく
- 地震:上下・壁との連結、割れ物には耐震ラッチ
この4つで考えると、「形は気に入ったのに家電が入らない・使いにくい」を避けられます。「この家電を中段に置きたい」と教えていただければ、中段の高さも奥行きも電源もこちらで設計します。
オーダー家具だからできる、ぴったりのセパレート
既製のセパレート食器棚は、中段の高さや奥行きが決まっています。だから手持ちの家電にちょうど合うとは限りません。オーダー家具なら、入れたい家電や使う方の身長に合わせて、中段の高さ・奥行き・コンセント・上の棚の高さ・地震対策まで設計できます。見た目も使い勝手もちょうどいいセパレートに。実際の仕上がりは食器棚の施工例もご覧ください。
まとめ
- セパレートは中段の作り方で使い勝手が決まる
- 中段の高さは家電の「開けたとき」の寸法で決める
- 中段の奥行き+コンセント+放熱のゆとりを
- 上の棚は1800mmまで、フラップで使いやすく
- 上下・壁の連結と耐震ラッチで地震に備える
「うちの家電、セパレートの中段に収まるかな?」と気になったら、どうぞお気軽にご相談ください。入れたい家電や使う方の身長を教えていただければ、中段の高さまで具体的にお話しできます。一緒に、毎日心地よく使えるセパレート食器棚をつくりましょう。










