• HOME
  • post
  • 食器棚のゴミ箱スペースで後悔しないために|よくある失敗と選び方の順番

食器棚のゴミ箱スペースで後悔しないために|よくある失敗と選び方の順番

食器棚づくりでは、引き出しや家電のスペースはじっくり考えるのに、ゴミ箱の置き場だけはついつい後回しになりがちです。

実は、多くの方が新築やリフォームのタイミングで、初めてオーダー家具をおつくりになります。だからこそ、ゴミ箱まわりのちょっとしたコツは「知らなくて当たり前」。むしろ、最初は気づきにくいところなんです。

そこでこのページでは、初めての方が見落としやすいポイントを、私たちがこれまで家づくりのお手伝いをしてきた中で気づいたこととして、前もってお伝えできたらと思います。難しい寸法のお話の前に、まずは「どう考えれば失敗しないか」。読み終わるころには、「なるほど、これなら大丈夫そう」と思っていただけたらうれしいです。具体的なサイズや商品ごとの寸法は、別ページの食器棚に組み込むゴミ箱の選び方とサイズ早見表にまとめていますので、あわせてご覧ください。

初めてだと気づきにくい、5つのポイント

オーダー家具が初めてだと、なかなか気づきにくいところがいくつかあります。でも大丈夫。私たちが先にお伝えしておきますので、設計の段階でいっしょに押さえていきましょう。

1. ゴミ箱は、後から大きいものに替えたくなることがある

最初に気をつけたいのがこれです。家具に合わせて小さめのゴミ箱を選んでも、ご家族が増えた・分別が増えたなどで、後から大きいものに買い替えたくなることがあります。すると、スペースに収まらない…ということに。ゴミ箱は数年で買い替える消耗品ですから、「今のゴミ箱」ではなく「これから使うかもしれないサイズ」で枠を考えておくと安心です。

2. フタ・ペダルを開けると上の棚や天板に当たる

見落としやすいのが「開けたときの高さ」です。ペダル式やプッシュ式は、フタが開いた状態だと本体よりぐっと背が高くなります。両開きのペダルタイプだと、開いたときに+10〜25cmほど高くなる商品も珍しくありません。閉じたときの寸法だけで設計してしまうと、上の棚に当たって全開できない、ということが起こります。ここは私たちも特に気をつけてご提案しているポイントです。

3. 分別が足りず、結局あふれて袋が外に出ている

新築やリフォームの当初は「2分別で十分」と思っていても、自治体のルールや暮らし方で、分別はじわじわ増えていくものです。後から袋を床に置くことになると、せっかくのオーダー家具なのに生活感が出てしまってもったいないですよね。分別の数は、少し余裕をもって「これからの数」で見ておくのがおすすめです。

4. 「余ったすき間」にゴミ箱を押し込んで中途半端

食器棚を先に決めて、最後に「余ったここにゴミ箱を置こう」とすると、幅も奥行きも中途半端になって、ちょうどいい商品が見つからないことがあります。ゴミ箱は後付けで考えるより、最初から計画に入れてあげると、すっきり気持ちよく収まります。

5. キャスターが無くて掃除しにくい

床に直置きするタイプでも、キャスターの有無で掃除のしやすさはずいぶん変わります。実は同じシリーズでも、サイズによってキャスターが付かないものがあるんです(たとえばケユカの両開きダストボックスは、M・S・SSサイズはキャスターなし)。「シリーズで選んだから大丈夫」と思い込まず、選ぶサイズごとに確認しておくと、あとで「動かせない…」と困らずにすみます。

ここまで読んで、「思ったより考えることが多いかも…」と感じた方も、どうぞご安心ください。これらをすべてご自身で選びきる必要はありません。「こんなふうに使いたい」「ゴミ箱はこれくらいの大きさで」といったご要望をお聞かせいただければ、あとはこちらで、暮らしに合ったいちばん使いやすいかたちをご提案します。次の「考える順番」も、肩の力を抜いて、ご要望を整理するヒントとして読んでみてくださいね。

後悔しないための「考える順番」

少し身構えてしまうテーマかもしれませんが、ご安心ください。ゴミ箱で失敗しないコツは、実はとてもシンプルで、考える順番を少し変えるだけなんです。

順番1|ゴミ箱を“家具より先”に決める

「家具をつくってから、合うゴミ箱を探す」のではなく、「使いたいゴミ箱を決めてから、それが気持ちよく収まる家具を設計する」。この順番にするだけで、後悔の1と4はほとんど防げます。

順番2|“開けたときの寸法”で設計する

幅・奥行き・高さは、必ずフタやペダルを開けた状態の寸法でチェックします。引き出しやオープン部に組み込むときは、ここを基準に内寸を決めておけば、毎日ストレスなく開け閉めできます。

順番3|分別は“これからの数”で数える

今は2分別でも、枠だけは3分別まで対応できるようにしておく、という考え方です。袋を増やせる余白が少しあるだけで、暮らしの変化に長く寄り添ってくれます。

順番4|「置き型」か「引き出し一体化」かを先に選ぶ

ゴミ箱の収め方は、大きく2通りあります。どちらにするかで設計が変わってきますので、最初に選んでおくと話がスムーズです。

  • 置き型:オープン部やカウンター下に「置いて」使うタイプ。商品の選択肢が多く、買い替えも自由です。開けたときの寸法と、掃除のしやすさ(キャスター)だけ気にかけてあげましょう。
  • 引き出し一体化:扉面材を貼って、家具と一体に見せる引き出し式。生活感が出にくく、見た目がとてもすっきりします。食器棚やカウンター下にきれいに納めたい方にぴったりです。

それぞれのサイズや対応する商品の具体的な数値は、食器棚に組み込むゴミ箱の選び方とサイズ早見表で一覧にしています。設計の前に「入るサイズ」を確認しておくと、より安心して進められます。

まとめ

ゴミ箱の後悔の多くは、「家具を先に決めて、ゴミ箱を後回しにしてしまう」ことから起きています。だからこそ、順番を少し変えるだけで、ぐっと失敗しにくくなります。

  • ゴミ箱は家具よりに決める
  • 開けたときの寸法で設計する
  • 分別はこれからの数で見積もる
  • 置き型/引き出し一体化を最初に選ぶ

毎日くり返し使う場所だからこそ、この小さな順番がじわじわ効いてきます。

オーダー家具なら、お手持ちのゴミ箱や「これから使いたいゴミ箱」に合わせて、ぴったりのスペースを最初から一緒に設計できます。「うちの場合、この家具にこのゴミ箱を組み込めるかな?」と気になったら、どうぞお気軽にご相談ください。現状のお写真を送っていただけると、具体的にお話しできてスムーズです。一緒にいちばん使いやすいかたちを見つけましょう。

関連記事